コラム

【ITSM -Service Catalog】従業員エクスペリエンスの向上とは?基本の機能、Service Catalogを紹介

ServiceNow

ServiceNowにはたくさんの機能があり、
それぞれの機能も公式サイトで紹介されていますが、
イメージが付きづらいのでデモを見せてくれ、というお声をよく頂きます。

なので、ServiceNow環境、通称【Now Platform】上で、
一番ベースになる機能でもある、Service Catalogを今回はご紹介します。

【この記事を読むと】

  • ServiceNowの使い方をイメージできます!

  • 機能に関する知識を獲得できます!

 

ITSMって?

ITSMとは、

IT Service Management

の略です。
別段ServiceNow用語、というわけでもなく、
意味は、

ITサービスの計画・提供・支援を、人とITを介して行うこと。

 

ITサービスとは、
例えば使っているアプリのサポートデスク。

バグ報告の対応をしたり、エラー処理やクレーム対応など、
ITサービスに関わるプロセスを、更にITで管理するのは、意外と難しいものです。

 

ServiceNowは、ITSMに関連する機能を一纏めにして、
一つのサービス契約単位として提供しています。

それが、ServiceNow ITSMのライセンスであり、
ServiceNow初期導入の半分近くを占める、人気商品です。

 

 

Service Catalogって?

Service Catalogは、Now Platform(ServiceNowの標準環境)に入っている、
ざっくり言えば【社内用ECサイト機能】です。

 

社内で、

・新入社員用の端末が欲しい!

・クラウド環境を作ってほしい!

それ以外にも、

・有給休暇を取りたい!

・扶養の変更を申請したい!

など、社内におけるあらゆる申請を、商品のように登録して、カタログとして提供できます。

 

※実は社外用にも提供できるのですが、今回はITSMの範囲とします

 

 

Service Catalogを使うと何が良いの?

ServiceNowの特技は様々ありますが、大きな一つとして、進捗管理があります。

申請をして、今どの段階まで進んでいるのか、申請状況を一瞬で確認できます。

また、承認が通った後の作業を短縮することにも、ServiceNowは役立ちます。

 

例えば、

1. 中途入社社員のため、新入社員用端末セットを、管理部門に注文

2. 管理部が承認

ここまで進んだ段階で、ServiceNowは、そのあとの動きや、タスクの割り振りまで自動化ができます。

3. 管理部の、端末を管理している担当に、「端末セット(キーボードやモニターまで)」「社員証作成」のタスクを割振り

4. 情報システム部の担当に、「社員アカウントの準備・各サービス用ID等準備」タスクを割振り

そして、各作業の進捗を、申請者や担当上長が確認できる、というのが大きな強みです。

 

他にも色々な機能や使い方がありますが、また別途解説させて頂きます。

 

総括

いかがでしたでしょうか。
今回はITSM、とりわけService Catalogにフォーカスして説明してみました。

Service Catalogの真価は、ただのECではなく、進捗を追いかけることができることにあります。

注文したアイテムの配送状況や、修理依頼の進捗状況など、
実は生活において進捗管理は、自然に取り込まれていますが、
社内で実装するのは大変です。

ServiceNowは、それを簡単に実現できる仕組み、というわけです。

シスラボは、今後も新しいリリース情報を公開していきます。
詳細を知りたい方は、是非一度お問い合わせください。

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