コラム
AWS生成系AI 「Amazon Bedrock」のご紹介
AWS
本記事はAWS生成系AIのBedrockについて分かりやすく解説します!
同じくAWS生成系AIのAmazon SageMakerについても、
後日ブログを投稿いたしますので、そちらも是非、ご一読いただければと思います。
生成系AIは2022年に一般リリースされて以降、多くの人々から注目を集めています。
ビジネスシーンでも続々と生成系AIが活用されており、
AWSの生成系AIの利用も多くなっています。是非ご一読いただければと思います。
【本記事を読むべき人は】
- AWSの生成系AIについて知りたい
- Bedrockについて知りたい
- 自社にあった生成系AIを選びたい
◆Bedrockとは
Chat GPTのような、ジェネレーティブAIアプリを開発する際に、大幅に助かる仕組みです。
例えば、本記事のようなブログを自動で作成をしてくれるアプリケーションを作るとします。
その際、開発にあたり、どのような手順を踏むでしょうか。
おそらく、以下のような流れになると思います。
① 企画 どういう人が使うのか、どのようなサービスにするか、金額はどうするか
② 調査 どう作るかを調べる、言語を覚えさせるにはどうするか
③ 研究 大量のデータを読み込ませ、うまく出力ができるのか
④ 開発 研究結果もとに開発をしていく
⑤ 完成 リリース
上記手順の中で、時間を要し、大変なのは②~④です。
ここだけで数か月、数年かかる場合もおおいにあります。
この大変な作業をBedrockが助けてくれるのです。
Bedrockには、Amazon社や主要なスタートアップ企業が提供する基盤モデル
(Foundation Model:以下FM)が幅広くあります。
※基盤モデルは、上記開発工程の②③が済んだものを指します。
その中から、ユースケースに合わせてFMを選ぶことができ、
他に必要な機能を入れたりするカスタマイズも可能です。
言うなれば、旅行会社のような仕組みです。
旅行会社では、行きたい場所(ヨーロッパ、アメリカ等)を伝えれば、
様々なパックプランを用意してくれます。
その中から、自身のニーズにあったプランを選び旅行に行くのではないでしょうか。
また、そのプランの中に、気になっている飲食店に行く予定を組み込んでみたりしますよね。
このように、Bedrockとは、
AWSリソースを組み合わせたパッケージが出されているMarket Placeのようなものです。
◆Bedrockのメリット
①幅広いモデルを使用できる
Bedrockには多くのFMが提供されているため、テキスト生成やテキスト要約、チャットシステムなど、様々なユースケースに合わせて選ぶことができます。
つまり、自身のニーズに合わせて、最適なFMの選択が可能です。
②カスタマイズ性が高い
選択をしたFMをカスタマイズできます。
これにより、開発者はAIモデルを特定の業界やドメインに特化させて、アプリケーション開発に活用することができます。
③AWSとの親和性が高い
BedrockはAWSの一部のため、AWS上での開発やデプロイは容易になります。
また、既存のAWSサービスとの統合がスムーズになります。
今回は、Bedrockのご紹介でした。
メリットや活用イメージはおわかりいただけたでしょうか。
ご不明な点等がございましたら、
AWS公認のパートナー企業として、疑問を解消、ご提案させていただきます。
何なりとお申し付けください。