コラム

ServiceNow × AWS連携 ServiceNowパートナーから見た連携手法の紹介

ServiceNow

シスラボは、

ServiceNowパートナー (C&Iパートナー)

AWSパートナー

の両方を取得しています。

同時に、ServiceNow,AWS共に自社導入を行っており、
連携系のご相談も多く頂きます。

今回は、ServiceNow × AWS 連携について、いくつか所感をお伝えします。

 

どんな連携が多い?

ServiceNowには非常に多くの機能がありますが、
多くの会社が活用している機能で、AWSやクラウドと関係を持ちやすい機能としては、

  1. Service Catalog
  2. Incident Management
  3. IT Operation Management

あたりでよく話を聞きます。
今回は、1にフォーカスしてみましょう。

残りはまた別の機会とします。

特に3. IT Operation Management(ITOM)は、
ServiceNowの活用幅を大きく広げる場合に導入されることが多いため、
別のテーマでコラムを書く際に、お話していきます。

 

Service Catalog × AWS 連携って?

Service Catalogは、社内(グループ内)で主に使われる、社内注文・申請システムです。

多く見られるのが、PCの調達や、ソフトウェアライセンスの購入依頼です。

 

多くの会社が、未だに社内の物品調達や、諸々の申請を「紙」や「メール」「チャット」で実施しています。

通常、申請システムを使うには、

統一化されたフォーマットを用意でき、申請内容を記録管理できるメリットと、

アイテムが追加・変更される都度、システムを修正しなければならないデメリットがあります。

 

ServiceNow Service Catalogでは、そのデメリットの手間が非常に少なくなっています。

そしてカタログの内容には、
クラウド環境の設置や改修も含めることが可能です。

例えば、単純なクラウド環境構築の申請から、
クラウド環境の増強や削除の申請をServiceNow上で実施できます。

この形に統一すれば、
ServiceNow上で、申請された数、稼働数などを一元管理できるようになるわけです。

また、ここから先が連携の本命ですが、
AWS上におけるクラウド環境の稼働量などを、定期的にServiceNowへ連携することで、
【申請したけれど実際には使っていないユーザー】の発見や、
【各部署でどれくらいクラウド環境に予算を割いているか】を確認しやすくなります。

更にServiceNowでは、一定のレコードを検知・アラートする仕組みもあるので、
「半年AWSにログインしていないユーザーを発見」などという仕組みを簡単に作ることも出来ます。

総括

いかがだったでしょうか。

こちらはServiceNowのAWS連携におけるパターンの、入門編ともいえる形です。

ServiceNow自体は内部での構築が非常にしやすいため、
色々なシステムとの連携がしやすい特徴を持っています。

最終的には、連携システムの仕組み自体をServiceNow化して、社内のコスト削減をしましょう。

といった動きも可能です。

自社でクラウド環境管理を別システムで使っている会社様などは、
まずはServiceNow化出来るか、是非ご相談ください。

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